昨年の地震により大きな被害を受けた吉久重伝建地区内の浅野家住宅の土蔵の修理工事が進んでいます。
地震により2階腰部分から下の土壁のほとんどが崩落しました。
持ち主から相談を受けて、すぐに高岡市教育委員会の文化財課の方と協議して持ち主の意向に沿って修理することになりました。
急いで調査図面と修理図面を作成し、設計書を作成して重伝建地区内の特定物件としての補助金を受けることができました、
既存の土壁を取り払い、土は近くに保管してあります。
木部も長年の痛みで随分と修理が必要だったのですが、しっかりと修理を行い、壁下地まで組み上がっています。
壁下地の状態は大変美しい景色です。