ポルトガルへの旅から早くも1年が過ぎようとしています。早いものです。未だにこの旅日記が完結していないのが残念ですが・・・
さて、今回はレサのプールを紹介します。大西洋の海岸に面するこのプールの計画はボア・ノアレストランの計画に続き、1961〜1966年の間に計画されました。すでに44年も経っているのです!大西洋の荒波が押し寄せる岩だらけの海岸にプールを計画するにあたり、岩場の地形を丹念に読み取り、海岸に面する道路の擁壁を利用して出来る限り景観を損なわないように設計されています。脱衣室や機械室などは海岸に面する道路からはほとんど存在がわかりません。海からの景観も慎重に意識して計画されています。建築物の内部はとても繊細な木造の小屋組で構成されています。未だに新鮮さを感じられる秀逸なデザインですね。この場所とボア・ノアレストランを訪れるにあたり、地元の財団?の担当者の方が丁寧に案内してくださいました。シザ氏は今もお元気ですが、地元では存命中にすでに大変尊敬される建築家として扱われています。(よ)