昨日、長野県の松本市に行ってきました。以前から伊東豊雄氏設計のまつもと市民芸術館をみたいと思っていたのでこの休みを利用して行くことにしました。三連休のためか、途中の道はは大変な混雑でした。松本ではいくつかの建築をみるつもりでしたので早めに家をでたのですが、渋滞のため思ったよりも遅く着いてしまいました。まずは、柳沢孝彦氏設計の窪田空穂記念館、続いて宮本忠長氏設計の松本市美術館、続いて伊東豊雄氏設計のまつもと市民芸術館。市民芸術館は素晴らしかったですね。今まで感じたことのない空間でした。いわゆる「窓」はあまり無く、外壁に穿たれた穴(ガラス)からの明かりで外部からの採光を確保していましたが、これが意外に明るいのに驚きました。空間の流れ方も良くてすっかり魅了されました。この日はロータリークラブの大会が催されていて、なにやら賑やかでしたが、我々は部外者にもかかわらず、のこのこと建築探偵。2階のホールの廻りを調査中に中から講演会の声が聞こえます。「ガウディ」「コルビジェ」「HPシェル」など・・・「ん?誰がなんの話をしているんだろう」と厚かましくホールのドアを開いてみるとなんとこの建物の設計者の伊東豊雄氏ではないか「ラッキー!」途中からでしたが、最後まで聞かせていただきました。松本での調査の後、飯田市にある妹島和世氏設計の旧小笠原資料館も見ようと松本を後にしたのですが、またも渋滞。高速をぶっ飛ばしたのですが、現場へ到着したのは閉館時間の5時を3分過ぎた時でした。すでに人影はなく、こんなに遠くまで高速をとばしてきたのに中に入ることができませんでした。「アンラッキー」しかし、薄暮の青い空間にたたずむこの建築はとても素敵でした。いつかリベンジ!そういえば、フランスでコルビジェのサヴォア邸を見に行った時もぎりぎりアウトで中に入れなかったなぁ、とほほ・・・
