先日あるメーカーさんのセミナー,展示会に行ってきました。
セミナーでは、商品開発に関する話をたくさん聞く事ができ、デザイン、コーディネート、使い勝手、そして安全性について日々研究を重ねている様子がよく解り、それは、他のメーカーとの競争のためというよりはより良い商品をつくるのが目的なのだと感じられました。
最近、ブラインド・ロールスクリーン・ローマンシェードの住宅への普及に伴い、コード・チェーンによる子供の首吊り事故が心配されているそうです。確かに子供は家の中、外かまわず力いっぱい走り回って遊ぶし、まだ注意力が足りないし。でも、うちは子供がいないのでそういう認識がなかったので、ハッとしました。
メーカーさんの安全対策として、短いコードで操作できる「ワンコード式」の開発や、これまでのコードに高い位置で束ねておけるクリップを同梱したり、コードの途中にセイフティージョイント(荷重がかかるとジョイントがはずれる)を搭載したりと事故防止に取り組んでいるそうです。
写真は日本ブラインド工業会の規定によって、ブラインド・ロールスクリーン・ローマンシェード等のコード,チェーンを使用する商品に取り付けられている「警告タグ」です。これは、使う側のひとにも充分に事故に気をつけてくださいと促すためのものです。
そうですよね、どんなに安全対策をしてあってもそれにあぐらをかいていたのではいけませんし、危険はどんなところにもあって私たちは常に注意が必要です。
そして、そういった商品を依頼主に提案する立場の私達が、きちんと説明していかなくてはならないと改めて思いました。 (ち)