昨年の地震により被害のあった氷見市内の民家の修理工事が始まりました。
昨年の4月に相談を受けた時は解体するか、修理して使えるかという状況でした。
明治8年にこの地の移築されたとのことで、とても立派な茅葺き屋根の家です。
なんとか修理して残せるようにと色々な方々の協力、意見をいただきました。
実はずいぶん以前からこの家のことは知っていまして、羽咋への通り道に立派なお宅があるなと思っていましたので巡り合わせを感じました。
偶然、妻の知り合いの方の家だったため、当事務所に相談がありまして今回の修理へとつながりました。
風景、家の歴史などを継承するためになんとか残せる方法を探り、いろんな補助金を利用して修理と耐震補強を行います。
家の方のお話を聞くと、この地での歴史に深い関わりがある家ですのでこれからも使い続けていただきたいと願います。
沈下、傾斜を修正しながらの修理と耐震補強とリフォームと盛りだくさんです。
施工は松匠さんにお願いしました。
地震被害のあった歴史的建造物の再生の先駆となれたらと願っています。