東京オペラシティアートギャラリーで行われている、伊東豊雄氏の展示「建築/新しいリアル」を見てきました。
新たな建築概念とテクノロジーの進化が手を結んだ結果、これまで不可能とされてきた建築が近年次々と実現され、伊東豊雄氏はこのような建築の牽引者として世界各地でプロジェクトを進行させている。
この展示は伊東氏の「エマージング・グリッド(生成するグリッド)」の概念や、最近の作品9作を中心とした伊東氏の提唱する建築理念を紹介するものです。
すごく面白かったです。模型やCG画像だけでなく、現場施工中の映像、実際の曲面の床、トッズビルの原寸大の施工模型(基本設計図→実施設計図→型枠→配筋→コンクリート打ち という流れで)など、建築関係者にはいくら時間があっても足りないような展示内容でした。
(若い学生かな?新人所員かな?熱心にメモを取っている人が何人もいました。)
また、伊東氏が独立してからこれまでの事務所の年表がエピソードと共に紹介されていて、これがまた面白かったです。有名建築家もやっぱり大変だったのだな・・・と。
妹島さんがいたころは、一番仕事がない時で1つの住宅を2,3人で担当していたとか。
東京に行かれる方は、ぜひ。おすすめです。